自分で相続登記をするなら必要書類を集めよう

親が亡くなって相続が発生した時に、その遺産の中に土地や建物などの不動産があったら相続登記の手続きを行わなければなりません。しかし相続に関する知識がないと、自分でできるのか不安になってしまいます。また司法書士などの専門家に頼むと、お金がかかってしまうというデメリットがあります。もし自分だけで相続登記をしようと考えているのであれば、まずは必要書類を揃えるようにしましょう。

まず必要書類として挙げられるのが、登記申請書です。登記申請書は、遺産分割協議書で登記する場合と遺言で登記する場合、法定相続分で登記する場合の3つに分かれているので、該当する申請書を取り寄せます。この登記申請書を用意したら、次は資料となる必要書類を用意します。試料となる必要書類は、登記事項証明書や被相続人の住民票の除票、被相続人の戸籍謄本一式です。

登記事項証明書は不動産の地番情報がわかれば、全国にある法務局で取り寄せることができます。不動産の地番番号は、家の引き出しなどに保管してあることが多いので、確認してみるのがいいでしょう。被相続人の住民票の除票は、故人の最終住所の市区町村で取得することができます。法定相続人を確定するのに必要なのが、被相続人の戸籍謄本一式です。

何度も住所を移転している場合は、過去にさかのぼって出生まで取り寄せる必要があります。他に相続人の戸籍謄本も取り寄せます。相続人自身のものなので、取得するのは簡単なのではないでしょうか。これらの必要書類を揃えたら、相続登記の手続きを始めることができます。